田舎で夫と暮らす

田舎で夫と暮らしてるのである。二人で。積極的にここを選んだわけじゃなく、今となっては情熱的に愛し合ってるわけでもない。

昨日「特に田舎で、夫と暮らすメリットなんかないんだから、都会に出りゃいいじゃん」と言われて虚をつかれた気がした。確かに、適当に仕事を見つけて、離婚しちゃって、どこか知らない街で一人暮らししちゃっても別に死ぬわけじゃない。でもそうしたいって、今となっては思わない。

人生を受け入れるってことなのかも分かんないけど、いつしか都会に対する強烈な憧れがなくなった。自分にはもっと出会うべき人がたくさんいるという思いは子供のころからずっと持ってて、それは都会に行けばあるはずなんだって信じてたけど、場所だけの問題じゃないって信じるようになったからじゃないかなって思う。

インターネットは便利なので、地方にいても諦めずにボールを投げ続けていればそれを拾ってくれる人に出会える。(まぁご飯は一緒に食べられないけど)。そして自分が変わったら周囲の人を変えていくことができる。例え頑固者の夫であっても。

人は選択権を持ってるんだけど、選んだことすべてが実現するわけじゃない。でも自分自身のあり方、頭の中をどうするかは選択することができる。それは環境も変えることができる(違う環境に行くことに比べたら骨が折れるけども)

多分わたし都会で毎週美術館生きたいんじゃないんだと思う。本当に出会うべき人たちに、切実に出会いたいんだけど、別にできたばかりの素敵な店でその人達と美味しいランチしたいわけじゃない。多分夫はすでに出会った本当に出会うべき人の一人なんだと思う。だからここを離れるのは違うって感じるなー今は。という感じです。

でもこれって停滞なんだろうか?ワカンネ